こんにちは!ウイルス除菌研究所多摩支社です♪今回は「どんな時に受けるべき?❸」抗原検査について書いていきます。
今回の記事で学べること
抗原検査の仕組みを理解
PCR検査と抗原検査の違いがわかる
抗原検査の特徴と注意点
そもそも抗原検査とは?
抗原検査とはウイルスに感染した細胞が特異的に産生する抗原を検知する検査のことを言います。PCR検査とともに、新型コロナウイルス感染症の確定診断に用いることができます。
検査方法は、鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液、あるいは咽頭ぬぐい液を検体として用い、感染有無を15分から30分程度で判定が可能です。特殊な機器を必要としないため、健康保険の適用で診療所での迅速検査が可能となる。
新型コロナウイルス感染症と思われる症状が発症した方でも、発症2日目~9日目の間にこの検査で陰性となった場合には、その時点では新型コロナウイルス感染症ではないと判断ができます。
【ウイルス除菌研究所多摩支社】はPCR検査の手配も行なっています。
どんな時に受けるべき?
新型コロナウイルスの抗原検査をするキットは30分ほどと最短で検査ができること、特別な検査機器を使わずに検査ができるというメリットがあります。
なので、検査の結果を早く知りたい方が受けるべき検査と言えるでしょう。しかし結果の判定が早いというメリットの裏側にデメリットもあります。
診断をつけるためには一定のウイルス量が必要となるため、PCR検査では陽性となったものの無症状の方や、新型コロナウイルス感染症に無症状で感染している方がいるかどうかのスクリーン検査の用途では使うことができません。
抗原検査の注意点とは?
抗原検査で注意しなくてはいけない一番のポイントは PCR検査よりも感度が劣るということです。抗原検査キットの添付文書には2つの検討結果が記載されています。
1:国内臨床検体(陽性27検体/陰性45検体) 感度37%・特異度97.8% ※ただし用いている検体のウイルス量が少ない検体が多く含まれている
2:行政検査検体(陽性24検体/陰性100検体) 感度66.7%・特異度100%
どちらも感度は低く、特異度は高いという結果になっています。
これは「陽性者を見逃してしまうことはあるが、陽性と出た場合の結果は信用できる」ということになります。
ウイルス量が多い検体(100コピー/テスト以上)だけで見ればもう少し感度が良さそうですが、いずれにしても「抗原検査が陰性であっても新型コロナを否定はできない」「抗原検査が陽性であれば新型コロナと診断できる」と考えて良さそうです。
なので抗原検査で陰性判定がでても、発熱などの症状があった場合には最終的にはPCR検査で判定することになります。それならコスト面も考慮すると始めからPCR検査を受けておいた方が良さそうです。
※【ウイルス除菌研究所多摩支社】ではPCR検査キットの販売も行なっております。まず気になる方は相談してみましょう。
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