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【どんな時に受けるべき❷?】抗体検査とは?

執筆者の写真: ウイルス除菌 研究所ウイルス除菌 研究所

更新日:2020年9月26日



こんにちは!ウイルス除菌研究所多摩支社です♪本日は「どんな時に受けるべき?❷」抗体検査について解説していきます。

今回の記事で学べること

 1.検査の仕組みが理解できる

 2.抗体検査で判明することがわかる

 3.抗体の注意点がわかる


そもそも抗体検査とは?

 

一般的に「抗体」とは、感染症にかかると、それに対する抗体(IgM、IgG 等) が血中で生成されます。IgM が早期に生成され短期間で消失し、IgG が遅れて生成され 長期間残ります。


 血中に IgG 抗体があれば、一般的にその感染症には感染しない、もしくは感染しづらいと言われています。IgM は早期に生成されるため、現在その感染症にかかっているか、IgG は長期間残るため過去にその感染症にかかったことがあるかを示しています。


・IgM : 比較的感染初期に現れ、早い段階で抗体が消失します

・IgG : 比較的遅い段階で現れ、長期間残ると言われています。


抗体検査とは新型コロナウイルスに感染していたかどうかを調べる検査で、新型コロナウイルスに感染すると形成されるたんぱく質が体内にあるかどうかを調べることができます。


抗体検査は新型コロナウイルスに感染後13日以降では、96.9%の陽性率ですが、感染後9~12日目の陽性率は約50%とまだ、期待されるほどの制度が出ていないことも現状です。


また、抗体検査の結果が陽性だからといって新型コロナウイルスにもうかからないのかというとそうではありません。抗体をもっていても再感染する事例が香港の男性で確認されています。


抗体ができたらもう大丈夫というのは間違った認識であると言えるでしょう。現在新型コロナウイルに感染しているかどうかを判明するにはPCR検査が一番です。


検査からわかること

 

上記の内容から検査結果は4つにわかれます。IgM,IgGの陰性,陽性の組み合わせで以下のような状況が考えられます。


❶IgM陽性 IgG陰性

→過去1週間以内に感染した可能性


❷IgM陰性 IgG陽性

→過去数カ月以内に感染した可能性


❸IgM陽性 IgG陽性

→現在進行形で感染している可能性


❹IgM陰性 IgG陰性

→抗体検出されず(※感染を完全に否定するものではありません)


※ウイルス除菌研究所ではPCR検査キットの販売をしています。


抗体にも期限がある?!

 

新型コロナウイルスは、ほかの4種類の風邪のコロナウイルスのように免疫の有効期間が短いのか、それともSARSやMERSのように数年続くのかいまだに判明していません。


 数種のコロナウイルスに対応する抗体をみた過去の調査では、基本的に重い症状を経験した患者ほど抗体の持続期間が長いことが示唆されています。


 これはYouTuberのひとのお話ですが新型コロナウイルスに感染したあと、抗体検査を行い陽性でした。しかし、数カ月後に再度抗体検査を行なったところ、なんと結果は陰性で抗体が消失していました。


 このように抗体があるから再感染しないというのは間違えた解釈なのです。そして抗体検査は過去にかかっていたを調べる検査なので陰性証明書は発行されませんのでご注意ください。


大切な人と会う前は、抗体検査ではなくPCR検査をするようにしましょう。

 

※本日のまとめ※


1. 抗体検査は過去に感染していたかを調べるための検査

2. 感度を考えると、感染疑いがある日から13日経過後が良さそう

3. 抗体は消失するので再感染するので引き続き注意が必要


今回は抗体検査について記事をまとめてみました!次回は抗原検査について書いていきたいと思います。


ウイルス除菌研究所多摩支社では、PCR検査や出張PCR検査の手配も行なっています。気軽にご相談ください。

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